アキレス腱断裂は、スポーツ外傷として頻度が高いことでよく知られています。
受傷時に受ける感覚はアキレス腱を蹴られた、
または棒で叩かれたといったことが多いようです。
アキレス腱が断裂するとつま先立ちができなくなり、アキレス腱部に痛みが出ます。
アキレス腱を断裂した場合、膝から下の足をアキレス腱部に負担がかかりにくい角度で、ギプスなどで固定します。
装具製作する際には、足の型を採ります(場合により,製作方法が異なります)。
採型後約1~3週後から装具を装着します。
アキレス腱断裂用装具を使用することにより、踵を付けて歩行することが可能になり、
筋力低下を防止し、社会復帰を円滑にすることができます。
装具の特徴としては、踵の高さが変えられることにあり、
くさびを調整することによりアキレス腱に適度な刺激を与え、リハビリ効果を高めることができます。
アキレス腱断裂用の装具には、足部の内外反・底背屈の固定性の高い金属支柱タイプのものや、
ある程度の底背屈の可動域を制限するプラスチックタイプ・靴タイプのものなどがあります。